八王子で一人暮らししてたらカルトっぽいインカレサークルに入会させられそうになった話
どうも、OilDrinker(@blowin_win_)と申します。最近ブログ書かなさすぎてゴミと化してたんですが、それでも見てくれている人が結構いたみたいで感謝の限りです。
なんでブログ書かなかったかって言うとまあ単純に書くことがなかったんですが、最近面白い話の種を見つけてきたので書こうかなーと思います。タイトル通り、八王子で一人暮らししてたらカルトっぽいインカレサークルに入会させられそうになった話です。実話です。
ーーー0日目ーーー
秋学期も始まったばっかの頃。私はぶっちゃけ大学に飽きてました。出席取らない講義は切りまくってました。この時はまだバイトもなにもしてなかったので割と時間が余っていて、最近買ったSwitchでスプラするか寝るか語彙大富豪するかみたいな生活でした。よくあるゴミ大学生です。
そんな時に、まあいつもの様に布団の上でスマホを弄ってたら
「ピンポーン」
とインターホンの音が。荷物も頼んでないしな…とか思いつつ、あまり目が良くないので覗き窓を見ることも億劫で、そのまま出ました。
すると、扉の前には女の人が1人。大学生くらいのメガネの女の人で、別段かわいい訳でもないが結構自分好みな感じ。
「あの、大学生さんですか?大学生活についてのアンケートをしてるんですけど…」
この時の私はクソほどに眠く判断能力もあまり無い状態、また私はNHKに金払ったこともある(現在はテレビ撤去済)くらいにはこういうのマジで断れない性格なので、普通にアンケートに答えました。無害そうだし。。。
「ありがとうございます!ついでに、私たちの活動をまとめた動画を見てもらってもいいですか?1分くらいなんですけど…」
「んー、わかりました…(眠い)」
そして流される動画。
そのサークルの名前は八王子CARP。
そのビデオはマジで楽しそうだったんですよ…ボランティアとかスポーツとか勉強会みたいな、なんか自分の大学生活に足りないようなものばかりが詰まってるように感じて、あの時の超絶眠い&大学に飽きてた私は興味を持ってしまった。興味を持ってしまったんだ。
すると女の人はそれを察知したのか
「今度、もうちょっとちゃんと私たちの活動について説明させてもらえませんか?近くのマックとかで。」
こう言われてしまうと断れないんですよ。ちょっと行ってみたいって思ったのもあって、
「あー…わかりました。」
と答えてしまいました。
ーーー1日目ーーー
私の家の前で待ち合わせってことだったので、なんかルンルンしながら待ってました。もしかしたらここから自分の大学生活変わるんじゃね?っつって。いやまあそこから君の2ヶ月は変わるよ。
で、 待ち合わせ時間。
「今日は、マックかどこか行こうって話だったんだけど、ちょうど私たちのサークルベースが近いからそこで話そうと思って。」
「サークルベース?」
「そう。サークルのみんなで集まって、そこで勉強したり一緒にご飯食べたりするの。」
この時にお姉さんとしてた雑談は普通に楽しかった。
ホントにサークルベースは近くて、マジで歩いて数分程度で着きました。まあサークルベースに近いからウチに来たんでしょうけど。
ふつーにマンション。マンションの一室を借りてる感じでした。
で、入った瞬間、
「「「おかえりなさーい!!」」」
そして何故か拍手。始めて来たのに何がおかえりなんでしょう。正直このノリだけはマジでキツかったです。
その後は、既にベースにいた人達(5人かな?)と先程のお姉さん、私の全員でひとつの長机を囲む感じになりました。そこから自己紹介と、動物占いみたいなのをしました。私の性格なんだったかなぁ…足腰の強いチーターだった気がする。結構合ってた。
で、大学4年の男の方(Aさんとします)と先程のお姉さん以外の方は僕のために来て下さったらしく、そこでお別れとなりました。そこからはその2人が説明をしてくれるフェイズ。
まあ言うて0日目に見せてもらったビデオと聞いた話はだいたい同じなんですけど、基本的にはごみ拾いや小学校で子供と触れ合うなどのボランティア、スポーツ、社会人の方や教授の方からお話を聞くといった活動内容だと聞きました。
で、そこで出てきたのが「本心と邪心」の話。統一原理と呼ばれていました。ざっくりまとめると、人間には他人の為に尽くす本心の心と自己中心的になる邪心の心の二つがあり、本心の方を広げていかないといけない、そして自分が変わればそこから次第に周りに伝播していき世界も変わっていくという素晴らしい教えでした。
まあツッコミどころはあるが、分からなくもない。そう思ったので、その話は有難く頂戴しました。
で自己紹介カードみたいなの書いたんですけど、ここの「このサークルに入りたいですか?」という欄で『もう少し考えてから』に◯つけたのはファインプレーだった。最後の良心。
その後、「お腹すいた?」と聞かれ、夜ご飯を頂きました。豚キムチみたいなやつでした。美味しかった。
そして、次会う日程を決めてから、また送ってくださる、といった流れ。ここで次会う日を決めるのズルいですよね。今の私はそう思う。
で、この後家に帰ってから、「『本心と邪心』の話にも出典があるはずだ」と思い、とりあえず検索をかけました。そしたら、そこに何と書いてあったか。
統一教会ですよ。
ここで私の本心が「ウッヒャーオラたまげたぞ!ヒェーおっかねぇ!」となって縁を切ればよかったんですけど、そのときの私はとち狂ってたので「そもそもの原点はキリスト教にあるんだから、そういう系のサークルなのかもしれない」とか思ってしまいました。統一原理っつってんだから統一教会以外なわけねーだろ。
ちなみに、このサークルの正式名が原理研究会だと認識したのはサークルと絶縁してからです。
ーーー2日目ーーー
この日は午前中にバイトの面接があって、午後からまた1日目同様にお姉さんに連れられベースに行き、「おかえりなさーい!!」されました。Aさんだけだったけど。
で、あとから来た社会人の方に講義みたいなのを受けました。
スーツでキメた男の人でした。
まあぶっちゃけここの話は前に聞いた話とそんなに変わりませんでした。本心と邪心の話とか自分が変われば世界も変わる話とか。
あと、松井秀喜さんの座右の銘としてこんな言葉も紹介されました。
心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
野球大好きマンとしては松井秀喜って名前は説得力ある。
そして、感想文みたいなのを書かされました。
これは完璧に関係ない話なんですけど、こういうときの感想文って一番苦手なんですよね...いい映画見たあととか、ドキュメンタリー見た後とかもそうですけど、感想どうですか?とか言われても、いい内容でした、すごい!以上のこと言えなくないですか!?上辺だけでつらそうとか頑張ったんだなあとかみたいなの言うの無理じゃない?俺が特殊なんですかね。
まあこのときは上辺を書きまくりました。
で、その後は別の畳敷きの部屋に移動しました。この家かなり広かったんですよね。お金は毎回ご飯代としての200円しか貰わない(なんか僕は払わなかった)って言われてたんですけど、じゃあこの家賃はどっから出てるんだって感じですよね。この点はマジでバックに何かがいる以外に説明ができないと思ってました。
なんか色んな話を聞かれた。おしゃべり大好きなので何でも喋りましたね。話聞くのは皆さんうまかった。そんな感じ。
で、このときに合宿の話をされました。前々から活動の一環で合宿をやっていることは聞いてましたが、参加しない?という話。
「11月の第一・第三土曜日曜に体験合宿があるから来られない?」
「うーん...私、土曜に普通に大学の語学(出席取るやつ)があるので出られないと思います」
「そっか...一回くらい休めない?」
「まあ一回くらいなら...」
普通そこまでサークルの合宿優先する?
ぶっちゃけそんなに興味なかったので、正直合宿は行かないかなーと思ってました。
で、またご飯を食べて帰りました。そばだった。美味しかった。
ーーー3日目ーーー
実は3日目は前からかなり後(二週間くらいかな?)です。理由は、サークル側が学祭への出店の関係で元から予定していた日に会えなくなってしまい、ベースに行くのも一週間延期となったから。この時点で第一土曜・日曜は過ぎてました。
この日はなんかプロジェクトXを見ましたね。ツッパリ生徒と泣き虫先生ってやつ。
で、このあとはまたお話タイム。またいろいろ話したよ。大学入ってここまでいろいろ話したの初めてだったよ。身の上話そんなに好きじゃないから楽しくはなかったけど。
それからAさんとお姉さん、私の三人で、話は合宿に。この時点で次の合宿まで後一週間です。
「Oilくん、来週末に合宿あるんだけど来れないかな?」
ですが、このとき私はすでにバイトを始めていて、その日はバイトが有ることが確定していました。そう、面接の段階で一月分くらいの空いている日時をバイト先に伝えなければならず、面接のタイミングがギリギリ合宿の話をされた2日目より早かったので、日程調整とかも一切できなかったというわけ。ここで首の皮が繋がりました。
「ちょっときついですね...授業もバイトもあるので...」
「ホント?授業って補講とかじゃなくて?」
「一年の間はずっとある必修ですねー」
「マジかー大変だね!うーん...休めない?」
「うーん...」
ぶっちゃけるとAさんのノリはマジで苦手だった。フリが下手だし相づちの打ち方も下手だし、いろいろ面白くない。典型的な自分は話し上手だと思いこんでいる人の喋り方というか、量を喋れること=面白いみたいに勘違いしているタイプというか...
私、実は遊園地でバイトしてるんですけど、その話をしたら「えっ!?じゃあ着ぐるみ着たりするの?」みたいなことを言ったり...着るわけないに決まってるじゃん。なんかバカにされてる感があってすごく嫌でした。
ここで凄いことを言われます。
「大学の授業が数回分休めるのは、自分でその時間に別の有意義な活動ができるように、ってことなんだ。だから数回分なら休んでいいんだよ。」
(??????)
「まあ授業は休めるとして、バイトか...」
「そ、そうですね...(まだ入ったばっかりだし、シフトずらしてもらうようにお願いするのは流石に気まずくて嫌だな...)」
「なんとかずらしてもらえない?」
「うーんちょっと...」
「お願い!これがOilくんの人生を変えることになるんだよ!俺も合宿行って本当に良かったと思ってるし、もっと大事なことを教えてくれるから。Oilくんのためにも行くべきだと思うけどなあ。」
この時点では、カルト云々より普通にこのサークル行きたくねえという気持ちが勝りました。ていうかこの時点だとカルトなんて認識してないし。
「じゃあ、バイト先の社員さんに話してみます...」
「ほんと!?ありがとう!じゃあ、バイトが終わったら電話するから!」
で、この日はキムチ的なやつをおかずにご飯を食べました。普通にうまかった。
そして、この日が僕がベースに行く最後の日になりました(今日現在)。
ーーーその後ーーー
いやーバイト終わりにまじで毎日電話きましたね。ラインじゃなくて。
Aさんのいつものノリで煽られるのでイラつきました。
で、適当にバイトの予定はなくなったことにしてました。木曜に会う約束もあったんですが、今週の水曜に「もう行きません。今までありがとうございました」とラインし、Aさんとお姉さんのラインと電話番号をブロりました。
そして、そのあとから「八王子CARP」や「原理研究会」で検索すると黒いのばっかりでしたね...僕は合宿行ってないので詳しいことはわかりませんが、このまま合宿行ってたらやばかったかもね。多分バイト始めてなかったり、バイト入ってなかったら普通に行ってたね。
てか、普通に考えたらすぐに八王子CARPとかでググるべきだったんだ。私も検索しようとは何度か思ったんだけど、すっかり忘れていました。
今回の事件を経て、私が言いたいのは、「家に来るタイプのサークルの勧誘は間違いなくヤバい」「一つでも謎な部分があったらすぐ聞こう」「嫌なら秒で断ろう」です。
というか、身近にこういうのがあったっていうのが本当に怖かったです...新しい教訓を得ました。
そして、私が合宿に連れて行かれていたかもしれない土曜日、私は友達と映画を見てきます!!!!!!!ボヘミアン・ラプソディです!!!!!!!!!
いえーい!!!!!!!人生最高!!!!!!!
結局、無理に人生変えようとして奔走するより、今の人間関係見直して少しづつ変えたほうがいいです。一気に変えようとしてもいいことないです。自分が耐えられませんし。これも人生経験。私としてはタダ飯食ってブログのネタにできたのでアドです。
友達は大切にね!以上、オイルドリンカーでした。では。